「クエリパラメータ」と「パーマリンク」は、どちらもURLに関連する要素ですが、役割や使い方が異なります。
それぞれの違いを詳しく説明していきます。
クエリパラメータとは?

- 形式:
?key1=value1&key2=value2
- URLの末尾に、
?
を付けてキーと値のペアを渡す形式。複数の場合は&
で区切る。 - 例:
https://example.com/page?category=sports&sort=asc
- URLの末尾に、
- 用途
- 動的な情報の受け渡し: ページやサーバーに情報を渡す。
- 例: フォーム送信結果やフィルタリング条件。
- API: クエリパラメータで条件やフィルタを指定してデータを取得。
- 例:
https://api.example.com/users?id=123
- 例:
- 動的な情報の受け渡し: ページやサーバーに情報を渡す。
- 特徴
- URLが動的に変化する。
- パラメータの値を簡単に変更できるため、開発中のデバッグやテストがしやすい。
- 検索エンジンには、しばしば複製コンテンツとして認識されやすい。
- ユーザーにとっては直感的ではない場合がある(視覚的に複雑)。
パーマリンクとは?

- 形式:
https://example.com/category/sports
- クエリパラメータを使わず、URL構造そのものを静的に設計する形式。
- クエリパラメータを使わず、URL構造そのものを静的に設計する形式。
- 用途
- SEO: 検索エンジンにフレンドリーなURLを作る。
- ユーザーの理解: 見ただけで意味がわかりやすいURLを提供。
- ナビゲーション: サイト内の階層を表現。
- 特徴
- URLが静的で、一見して内容がわかる。
- 検索エンジンに好まれ、SEO効果が高い。
- 一般にクエリパラメータより信頼性があり、クリック率が上がりやすい。
- CMS(例: WordPress)では設定が簡単で、URLをカスタマイズ可能。
主な違いの比較
項目 | クエリパラメータ | パーマリンク |
---|---|---|
形式 | ?key=value&key2=value2 | https://example.com/path/to/resource |
構造 | 動的 | 静的 |
SEO | 弱い(複製コンテンツのリスクあり) | 強い(検索エンジンにフレンドリー) |
ユーザー体験 | わかりにくい場合がある | 理解しやすい |
利用シーン | API、動的な検索やフィルタリング | ブログ記事、製品ページ、カテゴリー表示 |
柔軟性 | 高い(値の変更が容易) | 低い(構造を事前に決める必要あり) |
【まとめ】使い分け方

- クエリパラメータ:
- 動的なフィルタやソートが必要な場合。
- 特定のパラメータによってコンテンツを変更するAPIやシステム。
- パーマリンク:
- コンテンツが静的で明確なURL構造を持つ場合。
- SEOやユーザー体験を重視する場合。