近年、生成AIの進化により、プログラムの作成がより簡単になっています。
しかし、より良いコードを得るためには、適切な指示を出すことが重要です。
本記事では、生成AIにプログラムを作ってもらう際に便利な命令を9つ紹介します。
ぜひ活用して、効率的に開発を進めてください。
全コードを頂戴
生成AIは部分的なコードだけでなく、プログラム全体を出力できます。
例えば、「PythonでWebスクレイピングをする全コードを頂戴」と依頼すれば、必要なコードをまとめて生成してくれます。
それをコピペするだけなので、実装が楽です。
GUIを使って
「GUI」とは「グラフィックユーザーインターフェース」の略です。
通常プログラムというのはキーボードで操作する物なのですが、このGUIを使うことで、マウスで操作できるようになり、使い勝手が良くなります。
コメントを追加して
コードの可読性を向上させるために「コメントを追加して」と指示すれば、各処理の説明を含んだコードが生成されます。
各コードが何をしているのか明確になるので、チーム開発や学習時に役立ちます。
幼稚園児にわかるように説明して
難しい概念をシンプルに説明してもらいたい場合に便利です。
また、初心者向けの解説を作成したい場合にも有効です。
俯瞰して確認して
コード全体の構成や改善点を確認したい場合に使います。
生成AIは意外と固定概念にとらわれがちです。
「俯瞰して確認して」と命令することで、AIが視点を広く持つことができ、原因が特定しやすくなります。
リファクタリングして
「リファクタリング」とは、既存のコードの機能を維持したまま、無駄な処理を省き、コードの構造を改善することです。
その本質はコードの整理と構造の向上にあり、単純に処理速度を向上させることが目的ではありません。
ただし、結果としてパフォーマンスが向上することもあります。
リファクタリングは、コードを読みやすくし、保守しやすくするのに有効です。
デバッグログを追加して
エラーが発生した場合に備えて「デバッグログを追加して」と指示すると、適切なログを挿入したコードが得られます。
そのログによって、デバッグ作業が容易になります。
テストコードを書いて
テストコードで、そのコードが正しく動くのかを確認できます。
それにより品質保証を強化できます。
.envファイルを使って
「.envファイルを使って」と指示すれば、IDやパスワードなど、大事な設定情報を外部ファイルとして管理できます。
そのため安全性を高めることができます。
まとめ
生成AIを活用する際には、具体的な指示を出すことで、より高品質なコードを得ることができます。
今回紹介した9つの命令を活用し、開発を効率的に進めてみてください。
